「震災が起きてから３年間、仮設住宅で暮らしていたので一刻も早く、『我が家』での暮らしを取り戻したかった。7、8社から見積もりを取り住宅展示場に何度も足を運びました。その中で、あるハウスメーカーで仮契約まで進み、契約金も払ったのですが、和室をつくるときにオプションを次々とつけられてしまい、不安と苛立ちが募ってきて、結局契約を破棄しました。『一生に一回の家』を家族みんなでつくる。妥協は許されないんです。ローコストメーカーとしてクレバリーホームも見ていたのですが、高級感があるイメージはありませんでした。しかし、他社と同じような条件で見積もりをとったところ、予想以上に安かったんです」

「水野さんは嘘をつけない人です。約束したことを100%果たす責任感のある人で、相手の痛みがよくわかっていると思います。家づくりは、家主と担当の方との共同作業なので結局は『人』の気持ちが大切。一緒に悩み、工夫して理想に近い家を建ててくれる人なのかどうか。人生における最後の家づくりに、正直な姿勢で向き合ってくれたと思っています」